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マランツ PM8004を徹底メンテ!リレー交換と内部清掃で本来の透明サウンドが復活!

修理

音楽好きなら一度は憧れるマランツのプリメインアンプ。今回は2011年モデルの PM8004 をメンテナンスのためにお預かりし、内部清掃からリレー交換、コンデンサ点検までしっかり整備しました。結果は…やっぱりマランツ、すごかったです。

Contents

  1. Marantz PM8004をお預かりした背景
  2. 動作チェックで判明した“左右バランス不良”
  3. 内部はホコリまみれ!まずは徹底清掃
  4. 問題のプロテクションリレーを調査
  5. 代替リレー選定:密閉型の「981-2A-24DS」を採用
  6. 電解コンデンサの劣化チェック
  7. 電源コネクタのハンダクラックを発見
  8. 修理後の試聴レビュー:透明感がケタ違い
  9. まとめ:PM8004はまだまだ現役

1. Marantz PM8004をお預かりした背景

皆さんの好きな音楽ジャンルって何でしょうか?それぞれに物語があると思うのですが、どうせ好きな音楽を聴くなら、誰でも “良い音” で楽しみたいもの。今回はそんな音楽好きの方から、マランツ PM8004(2011年モデル) をメンテナンスのためにお預かりしました。重量感のある筐体とシルバーの外観が「これ、絶対いい音出るやつでしょ!」と期待を高めてくれます。

格好良いデザイン!

2. 動作チェックで判明した“左右バランス不良”

まずはいつもの様に動作確認から。手持ちのスピーカーをつないで電源ON。すると音は出るものの、左右のバランスがかなり悪い状態でした。それに加えて、スピーカーA/Bの切り替え時にも音量が一瞬落ち込んだりしたりする状態です。でもボリュームを上げたり、アンプが温まってくるとこの症状が改善するんですよね…。 これ、マランツのアンプ “あるある” のプロテクションリレー接触不良の可能性が高いです。

3. 内部はホコリまみれ!まずは徹底清掃

故障原因の予測が出来たので、早速上蓋を外して内部を見ると、放熱用スリットから入り込んだホコリがびっしり。これでは上手く放熱もできないし、電源1次側回路部分でのトラッキング火災リスクもあります。 ということで、掃除機+エアダスターを駆使して徹底清掃することに。前面パネル・背面パネルも全部外してフルクリーニングです。おかげで作業後は新品みたいにスッキリしました!

Before:15年分のホコリがびっしり

After:さっぱりしました!

フロント/リアパネルも外して徹底的にホコリを除去しました

4. 問題のプロテクションリレーを調査

問題のプロテクションリレーは、背面パネル側のキバンに2個搭載されています。型番は F4AK024T(富士通製)

これが問題のリレーです

取り外して接点を見ると、案の定真っ黒。 ヤスリで磨いて再利用することもできますが、開放型リレーはまたすぐ劣化(酸化)するんですよね。長く使ってもらうためにも交換がベスト。

接点部は劣化で真っ黒!

5. 代替リレー選定:密閉型の「981-2A-24DS」を採用

実はこのF4AK024Tというリレーは既に製造中止になっていて、今となっては新品購入はかなり難しい状態です。ピン配置と定格がほぼ同じで代替品として使われているオーディオ用リレーに、パナソニックのALA2F24があるのですが、実に残念なのがこのリレーも開放型、しかも製造中止になっていて、市場に残っている在庫もかなり高額なんです。

開放型だとどうしても酸素がある環境下で切り替えをするので火花が飛びます。なのでいずれ早い段階で劣化し、接触不良を起こす未来が見えてしまいます。ということで、今回はもうひとつの互換品である、HSIN DAの981-2A-24DSを使ってみます。このリレーもピン配列や定格はほぼ同じで、オーディオ用、しかも密閉型!これはもう “これ一択” ですね。

左:パナソニックALA2F24
右:HSIN DA 981-2A-24DS

開放型はカバーがツメで固定されているが、密封型はそれがない(埋められている)

6. 電解コンデンサの劣化チェック

2011年製なので、念のため抜けやすい電源部かつ小容量コンデンサをサンプル測定。結果はほぼ劣化なし。 使われているのが ELNA製(日本製) ということと、音響機器ということもあり、高品質の電解コンデンサが使われているからでしょうかね。念のため追加で数個チェックしても問題なし。このため今回は交換不要と判断しました。

50V 1μFの電解コンデンサ。15年経ってもほぼ劣化なしです。流石!

7. 電源コネクタのハンダクラックを発見

電源キバンを元に戻そうとした時、何やら違和感が!電源プラグ用のコネクタが微妙にグラつく…。裏面を見るとハンダクラックがしっかり入っていました。 放置すると「電源が入らない」系のトラブルにつながるので、端子部分に多めにハンダを盛って補強しておきました。

ハンダクラックが複数ありました

8. 修理後の試聴レビュー:透明感がケタ違い

修理が完了したので動作確認をしてみると、このアンプ、音の透明感が本当にすごい。何と表現するのが良いのか、とにかく情報量がとても多くてキレも良く、手持ちの適当なスピーカーでも “格の違い” が分かるレベルです。 何度も聴いているお気に入りの曲の中に、今まで気が付かなった音が含まれていたのを見つけた瞬間は、思わず感動しましたよ。やはり普段使っているDSPばりばりのBluetoothスピーカーとは完全に別次元ですね。正直、自分でも欲しくなるほどの音でした。

透明感のあるサウンド、流石マランツ!

9. まとめ:PM8004はまだまだ現役

内部清掃・リレー交換・ハンダ補修で、今回のPM8004は見事に復活しました。 高品質な部品が使われていることもあり、まだまだ現役で活躍できる一台です。

※この修理記録はあくまで個人の備忘録です。分解や修理はリスクもあるので、本内容を参考にされる場合は、あくまでも自己責任でお願いします。

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