ハンディクリーナーが急に動かなくなると地味に困りますよね。今回は ONEDAY 製のハンディクリーナーが「充電しても1秒で止まる」という症状で持ち込まれたので、分解して原因を探りつつ、劣化した18650セルを交換して復活させた記録をまとめました。同じ症状でお困りの方の参考になれば嬉しいです。
Contents
- ハンディクリーナーが突然動かなくなった件
- 使用されていたバッテリー仕様と劣化状況
- 分解して内部をチェック
- セル電圧の測定と交換方針
- 新しいセル(パナソニック製)へ交換
- スポット溶接で端子を接続
- 交換後の動作確認
- 修理完了とまとめ
1. ハンディクリーナーが突然動かなくなった件
今回修理するのは ONEDAY というメーカーのハンディクリーナー。2018年頃に販売されていたモデルのようで、「充電しても1秒だけ動いて止まる」という症状でした。こういう“すぐ止まる系”はバッテリー劣化が多いパターンです。

内蔵電池は定格電圧が7.4Vなので、3.7Vの18650が2直列になっていると推測
2. 使用されていたバッテリー仕様と劣化状況
内蔵バッテリーは 3.7V の 18650 セルが4本。2並列×2直列で合計 7.4V・4000mAh の構成になっていました。発売から6年以上経っているので、セルの劣化は十分考えられます。
3. 分解して内部をチェック
ネジ6本で簡単に分解できます。内部にはフィルターのホコリが結構溜まっていたので、まずは軽く清掃。バッテリーは SHIMON0 製のセルが使われていました。

隠しネジでもなく簡単に分解できました。掃除機ですがまずは内部清掃から

SHIMON0という聞きなじみのないメーカー製。2018年10月製造なので、既に6年以上経っていますね
4. セル電圧の測定と交換方針
セル電圧を測ってみると 7.189V(1セルあたり約3.6V)。完全に死んでいるわけではないものの、今後の使用を考えると交換したほうが安心です。ということで、今回はセルを丸ごと交換する方針に決定。

端子間電圧は7.189v
5. 新しいセル(パナソニック製)へ交換
信頼性の高いパナソニック製セルへと交換します。中古セルですが事前に状態チェックしており、動作は良好なものです。長く使ってもらえるよう、品質重視で安全性の高い日本製を選びました。
6.スポット溶接で端子を接続
2セルずつスポット溶接で端子同士を接続していきます。一般的に電池本体と電極の接続は、熱によるセルの劣化を避けるため、ハンダ付けは使われてていないんですよね。
今回使用したスポット溶接機は、こちら。
以前はもっと安価なバッテリー内蔵型のスポット溶接機を使っていたのですが、パワー不足と直ぐにバッテリーが減ってしまっていたので、今回を機に買い換えました。値段は他の類似製品と比較してお高めなんだけど、決め手になったのは、MOS FETが8個も搭載されていることだったんです。しかし、しかしです、実際に手元に届いた製品は、肝心のMOS FETが6個しか搭載されていないじゃないですか。写真と実物が異なるので返品も考えたのですが、実際使用してみるとかなりパワフルで、私の作業範囲では特に問題なし、なので今でも継続して使っています。100段階のパワー調整と、対象物に電極が設置してから溶接開始までの遅延時間の設定なんかも可能なので、、、やっぱり便利です。

中古の軽自動車バッテリー+エーモンのバッテリーターミナルと組み合わせて使用しています
いきなりですが、Before / Afterです。スポット溶接の時には火花が飛び散るので、いつもドキドキしながらやっております(←小心者)
でもしっかり固定できるし、電池への熱の影響もハンダ付けとは雲泥の差なのでやっぱりスポット溶接は安心。

Before

After
このSHIMON0製の電池ですが、温度監視と2セル毎の電圧監視をしていますね。安価な製品だと4セル同時に監視、みたいなざっくりとしたものもあるので、普通レベルの安全性かと思います
7.交換後の動作確認
交換後に無事に充放電、および正常に使用できることが確認できました。動作も安定しています。このクリーナー、小型なのに結構吸引力が強く頼もしい感じです。
8.修理完了とまとめ
バッテリー劣化が原因で動かなくなっていたハンディクリーナーですが、18650セルの交換で無事復活。年数が経ったリチウムイオン電池は劣化しやすいので、同じ症状が出たら交換を検討してみる価値ありです。
※この修理記録はあくまで個人の備忘録です。分解や修理は危険もあるので、本内容を参考にされる場合は、あくまでも自己責任でお願いします。



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