Let’s note CF-SR4のキーボードが反応しない…そんなトラブルで持ち込まれた1台。外観はキレイなのに、内部を開けてみると“コーヒーの痕跡”がしっかり残っていました。今回は、液体侵入による不具合を徹底クリーニングで復活させた修理記録を、写真付きで分かりやすく紹介します。
Contents
- CF-SR4の持ち込み症状と機種の特徴
- 外観チェックと初期診断
- 裏カバーを開けて分かった“犯人”
- 液体侵入の痕跡とクリーニング作業
- キーボードの丸洗いと細部の清掃
- 組み立て後の動作テスト
- 放熱グリスの塗り直し
- 修理結果と今回のまとめ
1.CF-SR4の持ち込み症状と機種の特徴
「キーボードが反応しないんです…」
そんな相談と一緒にやってきたのが今回の Panasonic Let’s note CF-SR4。2023年発売で、第13世代Core i5+メモリ16GBという、今でも十分現役で使える優秀な子です。
ただ、SVシリーズよりさらにコンパクトになった影響か、液晶割れが多い印象。でも今回の個体は液晶ピカピカで無傷。これはキーボード交換だけで済みそう…と思いきや?
2.外観チェックと初期診断
外観はキレイ。でも相談の通り、キーボードが変な動きをしている。反応しなかったり、オートリピートみたいに、何文字も打ってくれたり。普通には使えませんねぇ。

見た目は非常に奇麗で、特に問題なさそうに見える外観。キーボード以外は・・・
3.裏カバーを開けて分かった“犯人”
裏蓋を開けてみると、内部に違和感がある・・・やはり。SSD付近に黄色く囲まれた“怪しい部分”が…。よく見ると、茶色っぽい乾いた液体の跡が残っていました。

裏側カバーを外しました。右側の黄色で囲った部分が何やら怪しい

裏カバー側。しっかりと茶色い液体が乾いた跡を発見
「またコーヒーか…?」という予感が的中。
Let’s noteはコーヒー被害が本当に多いんですよね(笑)お仕事向けPCだから?
4.液体侵入の痕跡を徹底クリーニング
さらに分解して、マザーボードとキーボードの接続部分をチェックすると、しっかりスパーク痕も発見。ただ幸いなことに、キーボード以外は無事そう。

スパーク跡あり。該当部品が壊れていないことを願いながら清掃
5.キーボードの丸洗いと細部の清掃
まずは掃除からスタート。
スパーク痕もあったので、念入りにクリーニング。外したSSDの端子にも液体が残っていたので、こちらも徹底的に洗浄しました。

端子の下側の少し濃い黒色部が液体です
キーボードは丸ごと洗浄
トップキーを全部外して丸洗い。
さらに、コネクタ周りの細かい隙間に残った乾いた液体を除去するのがめちゃくちゃ大変でした…。

コネクタの端子間に残留物あり。これで電気的に接続され、キーボードの操作が出来ない状況かと
でも、ここをしっかりやらないと再発の原因になるので妥協はできません。
6.組み立て後の動作テスト
すべてキレイにして組み立て直し、動作テストをしてみると…
全キー、普通に入力できるように復活!
キーボード交換なしで済んで本当に良かった。
最後にCPUの放熱グリスも塗り直して、作業完了です。
Let’s noteのような小型ノートは放熱が弱いので、グリスの状態は性能維持にかなり重要なんですよね。
7.放熱グリスの塗り直し
今回使用したのは、いつも愛用しているサンハヤト 放熱シリコーン SCH20。信頼しとります。

放熱グリスは重要です。ノートPCの場合、筐体が小さいので放熱的に結構不利な場合が多いです
8.修理結果と今回のまとめ
・キーボード不良の原因はコーヒーによる液体侵入
・マザーボード側は無事で、清掃で復活
・キーボードは丸洗い+細部の徹底クリーニング
・放熱グリスも塗り直して性能維持
・交換なしで修理完了!
※この記事の内容は今回の個体でうまくいった例であり、参考にされる場合は自己責任でお願いします。



コメント